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舞鶴の水道事業の特徴

 舞鶴の水道は、明治31年に旧海軍舞鶴鎮守府の設置が決定されると同時に、軍港施設に給水するための水道施設の建設工事が始まり、軍用水道として明治34年11月から給水を開始しました。
 第2次世界大戦後の昭和20年10月、舞鶴市が軍用水道の全施設を管理運営することとなり、舞鶴市の本格的な水道事業が始まりました。軍用水道から市民本位の水道に改善するため、昭和23年度から逐次、拡張・整備事業を実施し、市民生活や産業・経済を支えるライフラインとしての重要な役割を担っています。
 また、上水道が整備されていない周辺地域では、23の簡易水道事業を行っており、生活環境の向上に大きな役割を果たしています。

【水源】
 市内には大きな河川がないため、水源の約85%を舞鶴市の西部を流れる由良川に頼っており、福知山市大江町二箇(河口から17kmの地点)で取水し、24km離れた上福井浄水場へ送水しています。
由良川防潮幕写真
由良川防潮幕
 由良川は、河口から福知山市街地付近までの高低差が少ないため、川の流れが穏やかですが、海の干満の影響を受けやすく、川の流量が少ないときは水道水の水質基準を超える海水が取水口まで遡ってきます。このため、川の中に関係者の同意を得て、防潮幕を設置し、海水の流入を食い止めていますが、海水の遡上回数は年々多くなり、防潮幕を設置する期間が長くなっています。
 安定して取水できるよう、取水口の上流2kmにある補助取水施設や戦前から使われている導水管の再整備事業を進めています。
 一方、舞鶴水道の発祥である与保呂水源は、与保呂地区に堰堤を築き渓流水を水源としています。このうち桂貯水池堰堤や岸谷貯水池堰堤などは旧海軍が建設した施設を現在も大切に使っており、これらの施設は近代水道百選や国の重要文化財に指定されています。
 旧海軍は、豊富な水量がありそのまま飲料水として使用でき、腐食しにくい良質な水を求めて、与保呂の地を水源地に選びました。現在もきれいで良質な水を湛えていますが、渓流水であるため夏季には水量が減少することから、与保呂水源の給水区域を変更しながら給水量の調整を図っています。
 なお、上水道が整備されていない周辺地域では、23の簡易水道事業を行っており、生活環境の向上に大きな役割を果たしています。「簡易水道」というと“簡単な施設”と誤解されるかもしれませんが、計画給水人口が5,000人以下の水道事業を簡易水道といい、法的規制や給水内容は上水道と全く同じです。

給水区域マップ


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